バイオ乾燥材で長く安心して暮らせる家

世界的建造物に使用される割れ、歪みが少ない木材

なぜ木材乾燥にバイオの技術?

現代の木材の乾燥方法は、生産性を高めるために、高温、加圧によって行われています。

実はこの方法では木の細胞を破壊し、長く家を支える木材としては、強度も耐久性も弱めてしまうのです。

古くから残る神社仏閣などは、手間のかかる天然乾燥工法によって作られ、一千年以上もの間建ち続けているものもあります。

その天然乾燥工法に近い条件を作り出すのがバイオ乾燥機。木の細胞を壊すことが無いように、研究し尽くされた画期的な工法です。

世界的にも有名な建物にも使用

バイオ乾燥機で作られた木材は、世界遺産の厳島神社や歌舞伎座の舞台、多くの美術館やなんと皇居にまで使われています。

バイオ乾燥材使用施設一覧

皇居/ 東京文化財研究所/ 文化財建造物保存技術協会/ 東大寺/ 浜離宮松の茶屋(特別名勝、特別史跡)/ 静岡市立美術館/ 山梨県立図書館/ 三重県総合博物館/ 東京国立近代美術館/ 国立劇場/ 東大寺(博物館、図書館、ホールなど)/ 鶴林寺(聖徳太子建立・国宝)/ 宗禅寺(仙台市、一部国宝)/ 川崎市青少年科学館/ 厳島神社(世界遺産)/ 歌舞伎座/ 福島県・国見町庁舎/ 出雲大社/ 小泉八雲記念館(松江市)/ 南山大学人類学博物館/ 馬高・三十稲場遺跡(縄文館)/ 北斎美術館(東京都墨田区)など

化学的に実証されるバイオ乾燥

今までの木材と比べてみるとその差は歴然としています。

右の写真を見てみると分かりますが、従来の蒸気高温乾燥の木材は黒く変色し焦げた匂いもします。しかしバイオ乾燥材は変色が無く、木の美しさや香りまでも残しています。

その訳は木材の細胞を破壊させないことが長期保存を可能にできるためであり、破壊要因をことごとく排除したのがバイオ乾燥機の技術です。

バイオ乾燥機の開発者、伊藤隼夫はパリのピエール&マリー・キューリ大学医学部にてエイズ・ワクチンの研究を行っていた時に得た技術を木材に応用できることを発見しました。そして54歳の時、現在のバイオ乾燥機を完成させました。

久保工務店でも導入

久保工務店ではバイオ乾燥機を導入しております。その内部は35℃に保たれていて、ジワリと蒸発した水分が壁に染み込み分解されます。

従来の乾燥機はとても人が入れるものではなく、その中で乾燥させられる木は確かに生きてはいけないでしょう。バイオ乾燥機の内部は人が入ってももちろん大丈夫で、まるで超低温サウナのような暖かさに包まれています。

それでもその乾燥力が劣るわけではなく、水分の含有率は10%以下にまでなります。木へのストレスを無くし、無理なく水分を移動させる技術で、約1ヶ月で材木として利用できます。

久保工務店では、そんな強く優しい木材を使用した住まいのご提案もさせていただいております。